交流稽古 山内 雅文(長崎教室・準師範)
上海蘇州の旅の2日目、今回の一番の目的である中国の太極拳団体の皆さんとの交流稽古の日です。朝からかなりの寒さでしたが、みんなの心がけがよかったらしく、昨日の雨がうそのような好天に恵まれ「本日は晴天なり」。
ホテルで朝食をとりみんなで元気よく出発、交流稽古の舞台である閘北公園へ。到着した公園入口では待っていてくれた人たちがいて、前回の訪問で旧知の間柄になった人たちの再会を喜びあう姿がそこここにありました。
案内された公園の中の広場では中国の皆さんが揃いの服装で演舞をしながら待っていてくれました。早速順番を決めて交流演舞を行いました。中国側は42式や85式、私たちはいつもの通り楊名時24式および八段錦、百花拳の演舞を、日本と中国で交互に行いました。
最後に中国の24式を一緒に演舞。若干の違いがありましたが何とか一緒に演舞できたと思っていました。が、後で写真を見て自分の演舞はまだまだという思いを強くしました。
交流稽古終了後はみんなで昼食パーティです。飲茶とのことでしたが私たちから見ればほとんど中華料理フルコース。中国語会話、筆談、身振り手振りなど皆さんそれぞれできる方法でパーティの一時を楽しみました。楽しい時はあっという間に過ぎ、再会を約束して私たちはバスに乗り、次の訪問地へ向かって出発しました。
今回交流させていただいたのは「上海市閘北区太極拳協会」の皆さんです。上海では実力トップで、中国国内でも有数の団体とのこと。当日は上海の太極拳大会の開催日だったらしいのですが、私たちとの交流のほうを優先して大会はキャンセルしたそうです。理由は「出てもいつも優勝だし、交流をみんなが楽しみにしていたから」とのこと。前日は皆さんなかなか眠れなかったそうで、熱烈歓迎に心から感激するとともに、みんなで思いっきり楽しんできました。次回の中国旅行は3年後の予定となってます。今回参加されなかった皆さんも今度は是非一緒に行きましょう!