上海は5月1日からの万博に向け、会場建設はもちろん、至る所でビルの建設工事などが行われており、街全体に溢れるものすごいエネルギーを強く感じました。一方で、昔からの住宅や建物が取り壊され、あっと言う間に近代的なビルに生まれ変わっていると聞き、なんだかもったいないなあ、とも思いました。
3日目は、朝食前に全員で24式を舞いました。ホテルの駐車場で舞うのは今思うと、ちょっと不思議な気がしますが、後にも先にもなかなかできないであろう面白い体験です。
旅行中、住宅地にある公衆トイレを使わせて頂いたときのこと。一軒のお宅から年配の女性が出ていらっしゃいました。「ニーハオ」と話しかけると、とても素敵な笑顔で何か答えてくださったので、ちょうど居合わせた畢さんに通訳をお願いして一緒に写真を撮らせていただきました。彼女は85才であることやデジカメで写真を撮られるのは初めてだということ、近くの公園へ毎日2回散歩に行くのが元気の秘訣であることを教えてくださいました。この方に会えたのも、太極拳をしていたからこそだと思い、不思議な縁を感じました。
最終日はホテル・空港間の移動だけではありましたが、上海市民が通勤・通学する姿や街並みに、車中から一生懸命目を凝らしていました。制服を着た小学生、眠そうな顔でバスに乗り込む人、屋台での朝食立ち食いの光景など、日常のひとこまひとこまがとても興味深かったです。
上海浦東空港では、お世話になった明るく親切な現地ガイドの李健さん、頑張り屋で可愛らしい学生アルバイトのリン・シャオユウさんと一緒に写真を撮って、また来るね、という気持ちで中国を後にしました。