武術太極拳連盟のイベントに参加しました。

2007年05月12日(土)  長崎県武術太極拳連盟より招待を受け、 ねんりんピック(県立総合体育館サブアリーナ於)に参加。長崎県支部の仲間19名で演舞しました。写真撮影も吉野さん。
第4回長崎県ねんりんピック〜太極拳交流会初参加レポート〜 吉野 史子(長崎教室・中伝)
 白という色は何にも染まっていないスタートのような色。鮮やかな春に咲く花々の中に、凛とした風をまとう、白い水鳥ような仲間たち。交流会という形での参加だった「第4回長崎県ねんりんピック」。私は、カメラに収めながら、舞う鳥たちに心奪われていました……。

他流派の方々の演舞、それぞれに心があり、華やかさ、鋭さがありました。流れる型の中に、剣や扇が、するると溶け込んで、剣先の描く曲線も太極拳ならではの滑らかさ。風を斬る様を初めて見ました。新鮮な風が心地よい。勢いよく「ザッ!」と開かせる扇の舞。楊名時太極拳にはない「音」が演舞に張りを与えているように見え、赤の扇子の色と共に、華やかさが際立っていました。32式、42式も見ることが出来ました。会の最後は皆さんでカンフー体操! なんとも楽しい。自然とみんなの顔から白い歯がこぼれます。

この大会は、11月に行われる「ねんりんピック茨城大会」の選考会も兼ねていました。茨城大会出場&今大会最高齢者の方、笑顔がまぶしくて、思わず一緒に写真をぱちり。同じ太極拳を大好きな方々と心通わすのに、そう時間もかかりませんでした。

楊先生の残された「架け橋」の舞に、参加されていた多くの皆さんが、見入っておられたのが印象的でした。そこには静寂で柔らかい気が満ちていました。魅了する仲間たちと、素晴らしい師範と時を共にすることが出来る喜びが、私の中でキラキラと輝いています。太極拳をしていたから出会えること、私の、そして皆さんの人生を、これからも響かせ続けてくれるんでしょうね。細く長く吐く息のように……。 
写真●上:楊名時太極拳演舞。中:見ている人も一緒に八段錦。下:ニッコリ記念撮影。