期日 2003年9月6日(土)〜7日(日)
場所 崇福寺、孔子廟など中国にゆかりのある場所
内容 楊名時先生をお招きしての演舞会と講演会、支部設立記念祝賀会、朝稽古
●長崎県支部設立の意義と役割
師家・楊名時先生は中国古来の太極拳を真摯に日本に伝え広めることだけではなく、日中友好に多大な貢献をされてきました。ご著書『ニイハオ中国語』は異文化間のコミュニケーションのやさしい入口になりました。校長をつとめられた東京中華学校では多くの子どもたちに日中の橋渡しの志を託されました。大学では中国文化の神髄を明かされました。
長崎には中国との深くて長い交流の歴史があります。遣唐使は五島から中国に向かいました。中国の高僧や中国で学んだ人たちが長崎に上陸した後、日本を決定づける深遠な思想哲学と信仰を伝え、知恵や技術をもたらしました。厳しい鎖国の間も中国との貿易は長崎を窓口として続いたのです。多くの文物が海上を行ったり来たりしました。中国人は長崎に住み、いくたびかの苦い経験を乗り越えた今も独特の色合いでこの町を彩っています。
わたしたちはこの春、念願の楊名時八段錦太極拳長崎県支部の設立を果たしました。これを機に、楊先生をこの歴史の地にお招きし、意味深い時をともに過ごしたいと思います。この長年のわたしたちの夢の実現に向けて、最善を尽くすための歩みがこれから始まります。
良き時、良き場を持つために、どうかみなさん、ご参加ください。
●スケジュール(イベントに番号をつけて記載)
9月6日(土)
(1)演舞会と講習
(2)日中友好をテーマにした講演会
(3)長崎県支部設立記念祝賀会
(1)演舞会と講習および審査◯場所 崇福寺境内 午前10時から12時 1629年に建てられた崇福寺は、京都万福寺と並ぶ黄檗宗の唐寺で、国宝に指定されています。境内には隠元の墓があります。その神聖な空間で楊名時先生とともにお稽古します。また審査もしてくださいます。※演舞会は説明等ありませんので、太極拳未経験者の方はその旨ご了承ください。
(2)日中友好をテーマとした講演会 場所 崇福寺大広間 午後2時から4時 講師:帯津良一先生「中国、養生そして太極拳」 越中哲也先生(長崎歴史文化協会理事長)「長崎と中国文化」 楊名時先生「日中友好と太極拳の心」
※講演会のみのチケットもあります。
(3)長崎県支部設立記念祝賀会◯場所 新地中華街・京華園 午後5時30分受付 40名たらずの小さな支部の設立記念祝賀会です。全国のお仲間にも、ぜひ一緒にお祝いしていただけたらと願っています。中華人民共和国 駐長崎総領事の祝辞をいただけることになりました。
9月7日(日)
(4)朝稽古 場所 孔子廟 午前9時から10時30分 孔子廟は明治26年、中国人自らの手で海外に建てられた唯一の廟で、廟宇は色鮮やかな中国華南と華北地方の建築様式が合体した造りになっています。 楊先生とともに朝稽古を行うのは、孔子が奉られた大成殿前。論語が刻まれたみごとな石壁と、72体の賢人石像に囲まれた荘厳な場です。 中国政府の日本における唯一の常設博物館が併設されており、2階に北京故宮博物館院、3階に国立中国歴史博物館提供の文化財を展示しています。 定員●100名
参加費●18000円 1)〜4)すべてのイベントに参加できます
(祝賀会の食費込み。 交通費、宿泊費、6日の昼食代は含まれません)
お申し込み方法●郵便番号・住所・氏名(ふりがな)・電話FAX番号・メールアドレス・所属 教室名・階位を記入した用紙と代金を現金書留 で左記住所までお送りください。折り返し詳細 チラシとチケットを郵送させていただきます。
お申し込み・お問い合せ●長崎県支部 TEL/FAX 095-824-0507(午後1時から。日木曜は休み)
協力:中華人民共和国 駐長崎領事館