2005年2月18日〜21日「楽しいなあ。帰りたくないなあ……」とバスの前方から声がしました。長谷川先生と3教室から参加した15名の皆様も同じように満足感溢れていたと思います。上海の旅は五感を刺激した有意義な体験でした。楽しかった4日間を紹介したいと思います。
1日目:滑走路が混んでいると定刻をやや遅れ、雨の長崎を飛び立ち慌ただしく機内食を済ませ上海着。寒さもひとしお霙(みぞれ)模様で観光もそぞろになる。ガイドの魯さんもアジア屈指の名所を紹介したいでしょうに、この視界では……。夕食は四川料理。その後ホテルにチェックイン。
2日目:8時30分からの市内観光の前に1時間程ホテル近くの広場で太極拳を行う。夜半の雪や凍った道路で及び腰の歩行者も目立ち、鼻水を拭きながら練習を済ませ、爽やかに一日のスタートを切る。
今日は好天。巨大な街の様子が次々に展開し、魯さんのガイドも滑らかに進む。新旧織り交ぜて目下2010年の万博も取り込みながら開発中で高層ビルが乱立し、一方春節の華やかな飾りも本場ならではの温かみもあり、街は摩訶不思議な喧噪と力強さに溢れる。観光は玉仏寺、中国茶試飲、豫園等予定通り運ぶ。夕食は上海蟹も出て「好吃 (ハオチー:中国語で美味しい! の意)」。
3日目:自由行動の日。今日は旅行の一番の目的である太極拳の交流稽古の日である。ホテルから歩いて10分位の緑地で、それぞれの日頃の練習を披露する。青空なれど風冷たいなか、下町の温かい人情にふれながら友好的に交流する。
午後は上海博物館へ地下鉄で出かけ、16名はぐれないようにし無事到着。集合時間と場所を決め、それぞれ鑑賞する。
ホテルへ戻り近くのレストランで夕食後、和平飯店へ。途中夜景が素晴らしく、1日目の悪天候分も挽回し、上海が誇る心髄を堪能する。ジャズバンドの演奏を楽しみながら、ワンドリンクサービスで「好喝 (ハオ...[全文を読む]